Evening dress 2001
ブルーのサテンのイブニングドレス 05/1/7
| このドレスには曰くがあります。私が作ったものではなく、ある人が作ったものです。 それは、私の勤めている毛糸のお店によく来られていたお客さまのおばさん(おばあさん)が、ある時ふと、自分はバービーのお洋服を作っている、と、世間話のように何気なく仰り、それを聞いた私が、バービーを集めている、と言ったことから何となく話がはずんだことがあったのでした。 その方は60代か、おそらくは70代だったと思います。お孫さんにドレスを作ってあげているのかなと思ったら、そうではなく、何体かバービーを持っていて、それに着せ替えるために作っているらしい。 そのおばさんが、ほどなくある時、お店に来て、私にバービーの着せ替えを作ったのでプレゼントする、と仰り、箱からからごそごそとドレスを出した。 |
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| もうひとつ、このセットも貰いました。 フェルト製のパンツとネルのチュニック丈のブラウスです。 ブルーのドレスにはペチコートと、レースの肩掛けもついていました。 別に、私は彼女にバービーのドレスをつくってくれなどと言ったことはなかったのですが、私がバービーを集めていると知り、きっと近しく思ってくださったのだろうと思います。とても嬉しかったです。 そこで私は、自分の持っているバービーの中からドレスに似合いそうな人形を選び、もらったドレスを着せて、まだデジカメを持っていなかったので、写るんですで何枚も写真を撮り、いつか彼女が店に来た時に見せようと思って、写真を店のロッカーに置いておきました。いつおばさんが来るか、まったく分からないので。 だいぶ経ったある日、とうとう彼女がお店に来たので、私は彼女に写真を見せました。 ドレスはすべて手縫いです。サテンのドレスの円形のすそも、手縫いでまつってあります。 フェルトのパンツは切りっぱなしで、ブラウスは少し大きいです。サテンのドレスの身頃もちょっとぶかぶかです。 |
もっといくらでも上手に縫える人はいると思います。プロかと見まごうばかりの細かい作業の手作りドレスは、イベントに行けばいくらでもあるでしょう。
でもそんな、セミプロの仕事より何よりも、ちょっと不細工な仕上がりのこの手縫いのドレスの方が、私にははるかに大事です。