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( 081130.sun --- 弁明 ) この不甲斐なさを理解して(ゆるして)くれるだろうか あなたにしてあげられることは何もない そんな状態のあなたを見ても わたしは傍で違う方を見ながら笑っていた こうして見上げた空に祈るしかできない 風の冷たさに心がふるえたの 暗い夜のセカイにはオリオンが佇んでいて なみだが溢れそうだった 身体に刺さる風の音がより一層不安を煽るから すぐにカーテンも閉めてしまった でも 何度でも空を見たいと 思ったのもほんとうで 不安と安心を呼び込む空の暗さと明るさに 張り詰めた糸を切ってしまえばなみだは零れると感じたの 相応では決してないけれど わたし自身を敢えて月だと仮定するなら 太陽のようなあなたに果たして何ができるだろうか 抱え込む自らの熱が熱いとき どうしてあなたを冷やせるだろう わたしとは違う場所に 位置するあなたに どうして言葉を届けられるだろう 摩り替わってしまったね わたしが受けるべき傷をあなたが背負ってしまった 身を侵してゆく潮の流れから どうか抜け出してほしい この身体を捧げることが できるのならば わたしは躊躇なくあの空へと逝こう 声なき謝罪を あなたは受け入れてくれるだろうか(23:56) |
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( 081126.wed --- ) このセカイの色は決してなくなることはないけれど、それでも時折不安になる。だから言い聞かせて安心させてほしい。言葉の効力がそれほど強大であるとも思っていないけれど、それでも頼らざるを得ないときが あると知ってしまったから。開いた傷口が稀に疼いている。痛みを以ってしか機能しない心と指の動きは多分連動している。大丈夫なんて言葉は意味がない。無意識に口から発せられてしまう言葉にそれ以上の重きは ないはずであるのに、意味を知らなくても言葉は時に力になる。それはきっと、受け取る側の心構えによっても左右されるのかもしれない。このセカイは果たして綺麗だろうか。汚れなど微塵もないと言い切れる人は きっといない。そしてそれは不安要素ではない。本当に危惧していることはもっと深い闇のなかにある。 彼や彼女の口から真実を聴いたとしても、わたしのなかの定義は揺らぐことがないだろうか。論理的に話してほしい、と言われた背景にはわたしの全てが感情論で成り立っていたということを指しているのだろうか。 納得と反発、辞書で意味を引いても理解することはきっとできない。感覚的なものとしてわたしのなかで既知であるから。最小限の安定は絶たれてしまった。わたしから手を伸ばすことはできないとわかっているのに、 それでもどこかそんな夢物語を想像している。瞳を閉じたセカイのあなたはとても優しかった。現実でもそれは差異ない。優しいとはわたしにとっての都合の良い解釈であって、実のところなんて計りようもない。 多くは望んでいないはずであったけれど。 複雑に織り成す問題のなかに一筋の光を見出すことができたなら、そのセカイとは色を変えるだろうか。いつか、遠い過去のなかで頭を撫でてくれた手のようにそれは包容力に満ち溢れた 皺だらけの温かい手であるだろう、か。(1:28) |
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( 081119.wed --- ) 身から出た錆、というのか。どうしてこうタイミングは重なってばかりなのだろう。わたしが思っているよりも、本当はもっと簡単なものからできているのかもしれない。複雑化しているのはわたしの脳自身であって、 目の前の事実は分かりやすいのかもしれない。けれど考える。決断してもすぐ後悔の道を思いあぐねてしまう。一度に重なるから、だから選ぶことなんてできない。そんな選択ばかりの人生だったの?両方なんて無理で あるのに高望みしてはいけないの。傾きかけていた思考はすぐに後ろを指して、もしも選ばなかったらを考える。何度でも満足しないと心がさけぶ。その判断を誰かに委ねてしまいたい。いつも出来事は少しだけ離れた 場所で生じて、集団のなかに存在する孤独を疎むから渦中へと入ろうとする。そこに正義感なんてない。ただ周囲の状況には逸早く反応していつだって身動きの取れる状態を維持していたいから、だから一歩離れた ところでもきっと切望することはない。誰とでも一定の距離を必要としているの。理解できない部分があることを知っているから。(23:39) |
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( 081118.tue --- ローラの激動 ) 何のために、と言われると、ただ自分の心の安定と清算のためだと答えるかもしれない。どうして、と訊かれると、好きだからと言うよりない。要は深い意味(理屈)なんて存在しないのだと思う。 ただ感情に流されるままにそれを認めただけ。 夢の続きを見ようとしていた。優しさという暖色で包まれたセカイは、時を経ても継続するのだと信じて疑わなかった。そんな言い方は御幣があるかもしれない。けれど、確実に続きを垣間見た。 想像じゃなく現実で。 時間の流れには逆らえないことを知った。永続すると思っていたわけじゃない。一方的なものであることを認めたのはわたし自身で、そのベクトルが彼に向いていただけの話。都合良く解釈していく脳は麻薬に 蝕まれたみたいだった(恋の盲目)。掴んだと思ったはずの糸は容易く切れていた。変わらずに優しいのに、文字の羅列から何かを汲み取ってしまう。スクロールする指を止めることなんてできない。 どんな形だってそれが求めた結果であるのに、誰かに目を覆ってもらいたいと思っている。生温いセカイに居続けようとするわたしを責め咎めて。抜け出したい。けれど、纏わりつく微温湯のしぶとさを知っている。 後悔はある。清算という答えだけを述べることが満足だったのではなくて、本当は繋がっていたかった。一瞬でもいい、過去を追憶してわたしを刻みつけてほしかった。(22:54) |
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( 081110.mon --- ) 本当は声を大にして叫びたい もしもゆるされるのなら 会いたいとただそれだけを言ってしまいたい (決してできないことであるとわかっているけれど) 誰かは 過去に生きているのだと言うかもしれない けれど今迄と違う感情も持っていることは確かで 顔の見えない相手を想い続けることが 果たして正しいのか それはわからない 同じことの繰り返しかもしれない 会うことなんてできないのに 会えたとしても 話すことは夢のまた夢であるのに それでも求めるわたしを きっと滑稽だと言うかもしれない 深閑の淵から見下ろしていて 結果は求めていないから ただ自己満足の上に成り立った一歩だから 過去のある一点を思い出して 胸が焦がれた 距離も感情も 確実にその時とは異なるけれど そこにいるみたいだった(文字通り夢のようだった) これで終わりにはしない 乞える立場ではないけれど どうか彼にも同じように伝わればいいと思っている すべては100を遥かに越えた過去であるけれど(17:08) |