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あー、髪の毛邪魔っ!前髪も邪魔っ!切りたい!
‥僕がやってあげようか?
えっ雲雀くんが?!



雲雀くんが髪切るのが得意なのかは良く知らないが(どっちかというと"咬み切る"のが得意そう)拒否する前に屋上に連れてこられた。えぇぇまじですか?!ボヤっとしているうちに雲雀くんは椅子を引きずってきて、それから体に掛ける白いシートみたいなのを持ってきていた。うう…万事休すだ‥。失敗しないでね?そういうとさあね、とただ一言返された。(心配だなぁ!)

まずは櫛で髪を解かす。僕は女の子の髪を触るのが、もしかしたら初めてかもしれない。さんはいつも髪を結わないから跡がついてなくて解かしやすいな。なんだか柔らかくて、少し甘い匂いがする。シャンプーの匂いかな?なんだかいつまでも漂っていてほしい匂いだ。まずは長さを整えようと銀色のハサミを出した。髪の毛をいくらか掴む。

「ひっ!」「なに?」
「や、手が冷たかったもんですからつい」
(え?あぁ、首筋に触っちゃったんだ。)
「ふうん。さん、首筋感じるんだ?」
「ちっちがっ!」
「へぇ」
「ひ、ば、り、く、ん!真面目にやってよね!」
「じゃあ切るよ」
「ひぃ!」


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シャク、シャクと私の髪の毛が切られてゆく音が途絶える。ここは屋上で鏡もなんにも無いからちゃんと出来ているかしんぱいな私なんだけれど、今更心配しても遅いゾ☆な雰囲気なので、もう何も言うまいて…。でもあまりにもグチャグチャだったら・・・ええと、草壁さんに言いつけてやる!ふいに椅子が回転し、正面に雲雀君がいた。

「雲雀くん?」
「次は前髪ね」
「え?あ、前髪もやるの?!」
雲雀君はただ一回はさみをシャキン!と言わせただけだった。


「あのさ…そんなに見ないでくれる?」
「いや雲雀君の顔きれいだからさっ!思わず見ちゃうよね」
「切った髪が目に入るよ?」
「大丈夫だよっ‥あいたぁ!」
「ほら、言わんこっちゃない。大丈夫?」
「うん、やっぱり目は瞑るよ」
「そうしてよね。あんまり見られると僕も恥ずかしいし」
「…!(あの雲雀君が恥ずかしい?!うっわー雲雀君も恥ずかしいとかあるんだー!)」





(そんな気持ちの悪い臓物がドクドク言ってるの)



(みつき@0402)